プロジェクト研究活動状況
WRRC Research Project Activity
- 「HydroBEAMの淀川流域への適用」小尻利治・和佐守紘
プロジェクト研究の一環として、「複数化学物質の動態を考慮した流域水・生態環境評価モデルの構築に関する研究」に取り組んだ。本研究では,分布型流出モデルによって求めた時空間的な水量分布を利用し,環境中における化学物質濃度の動態推定と生態系への影響評価モデルを構築した。対象流域として琵琶湖・淀川流域を選び,界面活性剤として使用されるノニルフェノールとLASについて詳細な水質モデルを用いて濃度分布を推定した後,複数の化学物質への外挿を行った。さらに,求めた複数の化学物質濃度を入力として,PBPKモデルを用い評価対象とする魚類への蓄積濃度を計算する。最後に,求めた蓄積化学物質濃度を用い魚類に対するリスク評価を行った。
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