水資源セミナーの報告

Report of the Water Resources Seminar

新たな水資源研究におけるジオ・エコ・ソシオの接点を求めて

• 担当 : 萩原良巳・田中賢治



• 日時 : 平成18年11月17日 10:00〜17:00



• 会場 : パルルプラザ京都（４F：研修室３）



• 概要
  本セミナーでは、水循環、水資源に関わる様々な専門の研究発表、 特に物理的水文循環、生物生態環境、リスクマネジメントの分野 から話題提供をいただき、今後各専門分野が協働で進められる 研究プログラムの提案に向けて、研究の接点を探ることを目的とする。 本セミナーを通じて何か結論を導くものではなく、分野融合による 研究のブレークスルー（のきっかけ）が生まれることを目指す。
  
  
• プログラム
  

  10:00-12:00	開会の挨拶（池淵センター長）
  	ジオ・エコ・ソシオの立場から各々２名のスピーカーによる 「接点を目指して」講演（司会：浜口俊雄）
  	ジオ　：甲山治（山梨大学） 　　　　　　「中央アジア・アラル海流域における気候変動および人間活動が流域水循環に与える影響評価」
  	市川温（京都大学） 　　　　　　「水災害危険度に基づく流域管理政策の費用便益評価に関する研究」
  	エコ　：石田裕子（京都大学） 　　　　　　「河川地形の階層構造における生息場の把握手法」
  	嶋村鉄也（京都大学） 　　　　　　「生物多様性の価値をどのようにとらえるか？-インドネシア・スマトラ島・低湿地の事例-」
  	ソシオ：坂本麻衣子（東北大学） 　　　　　　「水資源開発計画における意思決定主体に関する考察−吉野川第十堰問題を対象として−」
  	森野真理（吉備国際大学） 　　　　　　「林業関係者の意識が森林管理に及ぼす影響」
  12:00-13:30	昼食（センター運営協議会）
  13:30-15:00	ジオ・エコ・ソシオからのカウンター議論（司会：小尻利治）
  	ジオ　：田中賢治（京都大学） 　　　　　　「水・熱循環研究から水資源研究への試み」
  	エコ　：竹門康弘（京都大学） 　　　　　　「ジオ・エコ・ソシオを繋ぐ生息場の視点」
  	ソシオ：萩原良巳（京都大学） 　　　　　　「水資源システムにおけるジオ・エコ・ソシオの一般理論」
  15:00-15:15	休憩
  15:15-17:00	総合討論（司会：池淵周一）